このサイトについて

「仕事も生活も楽しもう!」をキャッチコピーに活動する松山のNPO法人ワークライフ・コラボと、「『えひめ地域公共人材リスト』をつくろう!」というテーマの下で活動する2013年度松山大学法学部甲斐ゼミ(行政学)の学生有志とのコラボによるHPサイトができました。
愛媛県内のまちづくりにかかわるさまざまな方々を大学生が発掘・取材し、その方々の想いや実際の取組についてお伝えします。
人の働き方や生き方はさまざま。それを支えるしくみや政策もさまざま。
拙さも目立つレポートではありますが、ささやかながら、読んで下さる方々の心のスイッチを押すきっかけになればと思います。

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松山大学法学部行政学ゼミは、現在、『「地域公共人材リスト」をつくろう!』をテーマのひとつとして活動しています。その過程で、『SWITCH』という冊子を県との協働事業として2012年度に発行されていたNPO法人ワークライフ・コラボさんからお声をかけていただき、NPOとゼミ生有志とで、調査研究の成果をHPにて公表するというコラボ企画を立ち上げました。
たとえば、学生にとって身近な存在である大学図書館。地方都市における公立図書館の多くが、指定管理者制度の導入や緊縮予算といった「逆風」にさらされる中、文化または「知」の領域における地域間格差を緩和・是正する存在としても、大学図書館には一定の役割が期待され得ると思います。
競技スポーツ振興策についていえば、選手の健康や引退後も含めたライフコースまでも考慮した新たな育成策が問われています。国体に関しては、全国のインフラ整備に果たしてきた役割も一段落した今、開催地がほぼ必ず優勝するというしくみの不透明さなども相俟って、一部では不要論すら取り沙汰されています。
一方、「創造都市論」が新たなまちづくりのカギとも目される中、アート(松山の地域資源である「俳句」もまた「ことばのアート」と捉えることもできます)や文化を切り口にした大がかりなイベントも、全国各地で増えています。その企画・運営に際しては、行政+営利・非営利部門それぞれの強みを生かした「ガバナンス=共治」が求められるでしょう。
学生の皆さんには、自らの生活感覚を大事にすると同時に、今後は是非、日常生活の様々な局面に潜む社会的なテーマに対する鋭敏さも磨いてほしいと念じています。
最後に、取材に協力して下さった方々、学生たちの拙い原稿を素敵な冊子とHPに仕上げてくださった(株)NINOの二宮敏さんと(株)平和印刷の皆さん、そして理念と愛情を持って学生にガッツリ関わっていただいたワークライフ・コラボの堀田真奈さん、波多野恵理さんに、心より感謝を申し上げます。

甲斐朋香(松山大学法学部准教授)

2014年3月